インプラント周囲炎へのアプローチ

本日は、インプラント周囲炎のセミナーへ参加してきました。

みなさん、歯のメインテナンスはしっかり行ってますか?


今日はin 大阪。インプラント周囲炎にかかってしまった歯のアプローチをスタッフと一緒に勉強してきました。

 

インプラント周囲炎とは、簡単に言えば歯周病のインプラント版。

 

日頃のお手入れと、歯医者でのメインテナンスを定期的に行っていないと、インプラントも歯も、細菌の温床となってしまいます。

症状もなかなか自覚することができず、気付いた時には、上のレントゲンのようにインプラントを支えている周りの骨が半分もなくなってしまっていたりします。

 

こーなってしまうと、大変です。

ここまでの進行を防ぐために、早期発見、早期治療

日頃の変化を感じれるように定期的なチェックを歯医者さんで受けていただきたいものです。

 

さて、インプラント周囲炎にかかってしまった歯をどう救うか?

撤去すれば簡単な話ですが、そうはいきません。

みなさんも、一大決心をしてインプラントを選択されたはずです。

 

天然歯の歯周病のアプローチでは、歯の形態を考えて歯ぐきの中をガリガリと歯石や不良肉芽をしっかり除去していきます。

同じように、骨がなくなってしまったインプラントのギザギザの表面を、専用のチップを使って超音波で除去していきます。

 

歯ぐきの中の作業になるので、知識と手指感覚が大切。

 

 

模型では歯ぐきをめくることができるので、できているか確認しながら手指感覚を実習してきました。


メインテナンス時に発見できたものは、それに応じてチップを使い分け、未然に進行を防げるように頑張ります。

 

久々に来られて進行が進んでしまっているものは、まずは歯ぐきの中を麻酔をして超音波で除去していきます。

レントゲンでも分かるように、インプラントの表面はギザギザ。

いかにどこまで除去できるかにかかっていますし、深くなればなるほど難しくなります。

 

これでも追いつかなかったものは、

歯ぐきを切開し、外科処置へ移行します。

場合によっては骨が無くなったところへ、移植材をいれ、骨を作ることが必要になります。


実際に説明を受け、理論がわかり、実践で経験すると、

今まで苦手意識を持っていた部分も、前よりも自信を持つことができます。

 

さて、また明日からも頑張っていきます!!

 

あっ・・・当院でもインプラントされている方たくさんおられますが、帰ってこられていない方もおられると・・・思います・・・

お願いですので、ひどくならないうちに

帰ってきてくださいね。

 

お願いします。